(書評)『三人の逞しい女』 マリー・ンディアイ〈著〉

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 ■困難抱えた人たち、奥深く描く

 噂(うわさ)の作家マリー・ンディアイの新刊『三人の逞(たくま)しい女』を読んだ。題名通り三部に連なった小説である。

 まずノラという女性が出てくる。複雑な思いを抱いたまま、長く会っていなかった父の家を訪ねざるを得ないノラは、庭に植えられた鳳凰(ほうおう)木(熱帯で…

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