(書評)『アイデンティティが人を殺す』 アミン・マアルーフ〈著〉

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 人はみな、国籍、言語、民族、宗教など、その人が誰であるかに深くかかわる「帰属」先をもつ。時々の情勢により、これらのいずれかが特に重要なものとして浮かび上がり、対立や支配や排斥――最悪の場合には殺戮(さつりく)――を生み出すことがある。たとえばイスラム教の危険視や、肌の色による差別、英語の覇権と他言…

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