(書評)『黒人小屋通り』 ジョゼフ・ゾベル〈著〉

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 これは1950年に出版された、いわゆるカリブ海文学の古典で、マルチニック島で生まれ育ったジョゼフ・ゾベルが自伝的に一人の貧しい少年を主人公に、彼が差別の中、学びの力で独立していく様子を描く。

 ただしカリブ海文学というくくり自体が複雑で、近くのトリニダード・トバゴはイギリス連邦加盟国、プエルトリコ

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