NHK、空きBSチャンネルで、能登半島地震の被災地向け放送継続へ

宮田裕介
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 NHKは26日、能登半島地震を受けて、衛星放送の空きチャンネルを使って、金沢放送局が石川県域向けの放送を継続するため、総務大臣に認定の申請をしたと発表した。昨年11月まで「BSプレミアム」として使われていた「BS103チャンネル」の免許が3月末で切れるための対応。延長期間は、現時点で1カ月間延長し、その後は被災地の状況を見て決められるという。

 NHKは1月、地震によって地上波放送が見られなくなった被災地域があったことから、BS103チャンネルで、金沢放送局のニュースやライフライン情報などを放送している。石川県内はケーブルテレビを利用している世帯が多く、現在も復旧が完全にできていないという。

 山名啓雄メディア総局長は、免許が切れる対応について、13日の定例会見では「ケーブルテレビの復旧状況や被災された方々の状況なども踏まえて、関係者と協議しながら、対応を話し合っていく」と述べていた。宮田裕介

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