ドジャース山本投手まねて成長 熊本国府・坂井は更なる「追求」誓う

興津洋樹
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 (25日、第96回選抜高校野球大会2回戦 阿南光3―0熊本国府)

 一回裏、1死二塁のピンチ。熊本国府のエース坂井理人投手(3年)は平静を装ったが「気持ち的に焦ってしまった」。甘く入った変化球を相手打者に狙われ、適時三塁打に。先取点を奪われてしまった。

 大リーグ・ドジャースに移籍した山本由伸投手(25)に憧れる。1年生の冬には、左足をすり足気味に踏み出すフォームをまねてみた。すると、「指がうまくボールにかかり、自分に合っている」と感じた。

 以来、制球力が徐々に上がり、打者のタイミングをずらせるように。就寝前のベッドの中で、山本投手の投球動画を繰り返し見ることが日課のようになった。

 今大会は2戦連続で先発し、打たせて取る投球で試合を作った。だが、山本投手には遠く及ばないと痛感した。「ピンチの場面での冷静さが全然違う。自分はまだまだです」

 フォームだけでなく精神面も、山本投手に近づけるように追求するつもりだ。興津洋樹

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