岩手県釜石市の県立釜石高校のボクシング部員で、3月に同校を卒業した佐々木夏さん(18)には、2人の師がいる。この春、その2人の母校に進学する。
「高校の思い出は、ボクシングしかない」
昨年、県高校総体など県の大会でピン級のチャンピオンになった。腰を痛めて練習できない期間もあった。168センチの身長に対し、体重は試合前に5キロ減量して46キロ以下にしなければならない。そんな苦労を乗り越えての優勝だった。
「前に出ろ」という2人の師からの教えを貫いた。
2人の師とは、部のコーチを務めていた菊池拓さんと、父の彰さん(50)。
黄金時代を築いた親友同士
菊池さんは釜石高の前身の釜…
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