第46回朝日アマチュア将棋名人戦全国大会(朝日新聞社主催、日本将棋連盟後援、日本アマチュア将棋連盟協力、HEROZ協賛)が9、10の両日、東京都港区のチサンホテル浜松町で行われ、関西ブロック代表の慶田義法選手(31)が初優勝を果たした。アマ大会で活躍中の実力者が、6連覇中の横山大樹・朝日アマ名人(33)と三番勝負を戦う。
ベテラン健在、多彩な戦型
出場した32人を年代別に見ると、20代が13人、30代が14人、40代が3人、50代が2人。第45回大会は40代以上が1人だけだったが、今回はベテランの健在も印象づける顔ぶれになった。
第39期三番勝負と同じカードとなった稲葉聡選手(38)=東海ブロック=と中川慧梧選手(31)=西東北ブロック=の対戦など、1回戦から注目の対決が相次ぎ、有名強豪が次々と姿を消していく。そんな中、安定した戦いぶりを見せて決勝に進んだのが慶田選手と藤原結樹選手(34)。慶田選手が関西ブロック同士の対戦を制して、挑戦権獲得を果たす結果となった。
大会全体を見渡すと、トッププロが指す居飛車の将棋が目につく一方、振り飛車を採用する選手も多かった。藤原選手は相振り飛車を含めて全5局を振り飛車で戦った。多彩な戦型の将棋が楽しめるのはアマ大会ならではの特徴と言えよう。
長年続く大会ならではの出来…
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