デマや偽情報、動機は? 本社記者が「情報リテラシー」テーマに授業

白銀泰
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 埼玉県立桶川西高校で1月30日、「情報を読み解き、活用する力」を意味する「情報リテラシー」について、本社記者から学ぶ出張授業があった。県立高校を中心に県内の約20校で朝日、読売、毎日、産経、日経、東京、埼玉の7新聞社が連携して進める取り組みの一環。

 本社が同校を担当するのは2年連続で、必修科目「公共」の授業として、2年生24人が記者の話に耳を傾けた。

 講師を務めた原田朱美記者が取り上げたのは、能登半島地震でSNS上に出回ったデマや偽情報。こうした発信の動機には「目立ちたい」「陰謀論を広めたい」などのほか「お金を稼ぎたい」もあり、「デマや陰謀論に反応すると、似たような情報が集まってくる」と解説した。

 そのうえで、即座に反応せず、信頼できるかどうかや拡散させることの是非に思いをめぐらせる姿勢の大切さを説いた。

 授業を受けた永瀬真悠さんは「情報との接し方は学校でも教えてくれることがあるが、それより深く知ることができた。今後にいかしていきたい」と話した。(白銀泰)

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