あいつに言われた「主役になれ」 青山学院大の塩出はペースを上げた

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安藤仙一朗
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(3日 第100回箱根駅伝復路)

 もはやお家芸と言ってもいいだろう。

 往路優勝した年に青山学院大が見せる、復路での圧倒的な強さだ。

 前半5区間で築いたリードを「守ろう」という気が、選手にはさらさらない。

 これまで青学大が往路優勝した過去5大会で、復路25区間のうち区間賞を獲得することのべ11度。区間賞獲得率は、驚異の4割超えだ。

 6度目の往路優勝を果たした今年も、復路で2人が区間賞に輝いた。

 しかも、ともにこれが初めての学生3大駅伝だった。

 そのうちの一人、8区(21・4キロ)を任された塩出翔太は1年前の悔しさを忘れずにいた。

 広島・世羅高出身の2年生。

 昨年は9区にエントリーされていたが、当日変更で走れなかった。

 元々、当日変更は決まっていた。「力のある上級生がいて走れないことは分かっていたが、いざ外されると本当に悔しかった」

 7区佐藤一世がスタートする小田原中継所での補助に回った。

 6区で山下りを終えてきた他…

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