衆院議長退任の細田氏とは 最大派閥会長職は「雇われマダム」との声

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森岡航平
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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係、週刊誌で報じられた女性記者に対するセクハラ疑惑、中立公正が求められる立場を逸脱した発言……。13日に記者会見を開いた衆院議長細田博之氏(79)をめぐっては議長の資質が問われる事態が相次いできた。しかし、これまでは開かれた場での説明から背を向けてきた経緯がある。「三権の長」の一角を占める衆院議長を2年間、務めてきた細田氏とは――。

 細田氏は松江市出身。1967年に東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入った。運輸相などを務めた父・吉蔵氏の秘書を経て、1990年衆院選で旧島根全県区から自民党公認で初当選。同期には、福田康夫元首相、立憲民主党岡田克也幹事長らがいる。小選挙区導入後は島根1区で当選を重ね、現在は11期目だ。

 プライベートでは、多彩な趣味を持つ一面もある。ピアノをたしなみ、ショパンやベートーベンを弾くほか、トランプゲーム「コントラクトブリッジ」を愛好し、公益社団法人・日本コントラクトブリッジ連盟の会長も務めている。

 自民党内では、安倍晋太郎元…

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