かつての「憧れ」ライオンズマンション復活なるか シンボル像に変化

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長橋亮文
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 かつて各地に数多く建設され、ファミリー層の憧れだった「ライオンズマンション」が、イメージを一新して巻き返しを図っている。販売を手がけるのは不動産会社「大京」。2000年代半ばまで長年、業界トップを走ってきた「王者」の復権はなるのか――。

 東京の一大ターミナル駅の池袋から徒歩約10分の街中に立つ「ザ・ライオンズ池袋」。玄関ホールやラウンジにアートが点在し、台所や洗面台には御影石が使われている。

 3LDKは1億2千万円以上。40~50代のDINKS(共働きで子どものいない夫婦)や富裕層が購入しているという。ライオンズマンションの象徴だったライオンの像は置かれていない。

受話器を手にくくりつけて…とうわさも

 ライオンズマンションの第1…

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    杉田菜穂
    (俳人・大阪公立大学教授=社会政策)
    2024年5月6日15時51分 投稿
    【視点】

    過去の雑誌記事について調査していると、「昭和43年港区赤坂に誕生した“ライオンズマンション赤坂”を第1号とするライオンズマンションシリーズ…」とか「都心に住む、マンションに住むということは、限りない豊かさと便利さに囲まれて暮らすことです。家

    …続きを読む