人材流出3割、後任確保できず5割 香港の日系企業、国安法で移民増

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台北=石田耕一郎
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 香港の日系企業の3割強で人材流出があり、うち半数が後任スタッフを確保できていない――。日本貿易振興機構(ジェトロ)の香港事務所などが24日に発表した調査結果で、こんな傾向が明らかになった。香港国家安全維持法国安法)の施行から3年たっても、移民による人材流出が続いていることが背景にある。

 調査は、同事務所などが今月上旬、在香港の日系企業を対象に行い、241社から回答を得た。

 それによると、今年1~6月に人材流出があったと答えた企業は33・6%(今年1月までの1年間は56・3%)に上った。このうち、辞めた人材の後任を確保できていないと答えた企業は48・8%(同38・1%)だった。

■3年で20万人超が移民…

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