Jリーガーもやっぱり早生まれは少ない――。サッカーの指導方法を研究している横浜商科大の永野智久准教授(スポーツ科学)が調べたところ、そんな結果が明らかになりました。サッカーに特有の事情はあるのか。指導の現場はどうあるべきなのか。話を聞きました。
――どんな結果だったのでしょうか。
今シーズンのJリーグ登録選手1675人を対象に調べたところ、4~6月生まれが32%、7~9月が30%、10~12月が21%、そして1~3月生まれが16%とはっきりとした差がありました。特に高卒でプロ入りした20歳以下は顕著で、4~6月生まれが37%なのに対し、1~3月生まれは8%でした。
高校サッカーも同じ傾向があります。昨冬の全国高校サッカー選手権の登録選手1440人を分析したところ、4~6月生まれが36%、1~3月生まれは14%でした。
――育成段階のどの時点で差が生まれてくるのでしょう。
小学生の全国大会レベルから…
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