淀川河口に50時間超、クジラの「淀ちゃん」動き確認できず

松尾慈子
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 大阪市の淀川河口に体長8メートルほどのクジラが入り込んでから、11日夕で50時間余り経った。この日もほとんど移動せずに付近にとどまっている。午後4時半に大阪海上保安監部が目視したところ、呼吸や潮吹きなどの動きが確認できず、尾びれを動かすこともなかったという。

 同保安監部によると、通報があったのは9日午前8時ごろ。大阪湾に沿う阪神高速湾岸線の中島パーキングエリアから南に約350メートルの海域で見つかった。付近の水深は2~3メートルほど。12日の日の出時にも確認に行くという。ネット上では「淀ちゃん」の名前で呼び、安否を気遣う声が上がっている。(松尾慈子)

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    高橋福子
    (朝日新聞政治部記者=外務省、防衛省)
    2023年1月11日23時19分 投稿
    【視点】

    大阪で勤務していた2021年夏に、大阪湾で体長約11メートル、重さ約8.5トンのクジラの死骸が漂流しているのが見つかったことを思い出しました。大阪港湾局が船でクジラを引っ張り、大阪府が管理する土地に埋めました。肉が自然分解され、骨だけがきれ

    …続きを読む