「子ども食堂」は名乗らない 元厚労相が5年料理して気づいたこと

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山下剛
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 長野県軽井沢町唯一の子ども食堂「あたしキッチン」がスタートしたのは、5年前。NHKのアナウンサー出身で参院・衆院議員を務めた元厚生労働大臣の小宮山洋子さん(73)が中心になって運営している。

 でも、「子ども食堂」とは名乗っていない。子ども食堂に対するあるイメージのためだ。

お昼ご飯に100人超

 小宮山さんが東京から軽井沢に移住したのは、2013年。前年の衆院選で落選し、政界を引退したのがきっかけだ。

 厚労相時代は睡眠時間を削って国会答弁を準備する過酷な日々が続いた。視力も落ちるなど、身体はボロボロになっていた。

 でも、軽井沢に移住すると徐々に体調は回復。現在、ボランティア活動は10を数える。そのひとつが、「あたしキッチン」の運営だ。

 「あたしキッチン」は17年…

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    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2022年5月15日22時31分 投稿
    【視点】

    うーん。。。 この記事自体が「子ども食堂は貧困世帯の子どもが利用する」イメージを拡散してしまっているような気がします。 「参加できる子どもを『生活困窮家庭に限っている』のは5%だけだった」のに。 たとえば「貧乏人食堂」とかのネーミ

    …続きを読む