アルビBB 新戦力活躍も開幕戦を落とす

伊丹和弘
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 プロバスケットボールBリーグが開幕し、1部(B1)の新潟アルビレックスBBは2日、アオーレ長岡で開幕戦を京都ハンナリーズと戦い、81―85で敗れた。3日も同じ対戦が同所で行われる。

 外国籍枠の2人に加え、合流したばかりのフィリピン出身のコービー・パラスをアジア特別枠として先発に起用。第1クオーター(Q)は守備の甘さを突かれ、12点差をつけられたが、2Qは攻守がかみ合い、前半を終えて、50―41とリード。フィリピン代表の経験もあるパラスは持ち味のドリブル突破からのシュートに加え、3点シュートも決め、前半だけで20得点の活躍を見せた。

 しかし、守備の運動量を上げた京都に3Qで追いつかれ、シーソーゲームに。試合残り8秒、同点を狙った納見悠仁の3点シュートが外れ、反則で時計を止めたが、フリースローを決められ、接戦を落とした。

 パラスはチーム最多得点と力を見せたが、動きが鈍った後半は5得点。「合流してから練習も数回だけ。コンディションが上がれば、もっとハードにプレーできるはずだ」と話した。

 平岡ヘッドコーチは「選手の伸びしろが見えた、プラスにとらえていい敗戦」と期待を込めた。「コービーも、司令塔役をこなした納見も、大事なところで3点シュートを決めた遠藤善も、試合を重ねることでチームの力に育つはずだ。もっとがむしゃらで泥臭いバスケを見せたい」と話した。(伊丹和弘)

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