神奈川)東電社員、会社やめて福島米売る 大和から移住

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太田泉生
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 東京電力福島第一原発の事故後、東電社員として福島県内の除染に携わった大和市の永井康統(やすのり)さん(59)は2年前、東電を早期退職して福島市の山あいに移り住んだ。「福島の復興を見届けたい」。そんな思いから、米を売って農家を支えるNPOを立ち上げた。

 福島市の中心部から東に約10キロの大波地区。10月初旬に記者が訪ねると、山あいの田んぼで、黄金色の稲穂がこうべを垂れていた。

 「俺は米の味はわかんないの。これしか食べてないから。でもうれしいね。永井さんから買った人が『うまい』って言ってくれる」

 刈り入れ目前の稲穂を眺めて…

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