党勢低迷が続く立憲民主党で、また泉健太代表ら執行部に反旗を翻す動きが出てきた。中堅・若手のグループが党刷新を提言する書籍をとりまとめ、「新しい風を吹き込むことが不可欠」と、泉氏の党運営に危機感をあらわにした。
7日、2019年に発足した党内グループ「直諫(ちょっかん)の会」(18人)に所属する11人が、国会内で共著「どうする、野党!?」(13日発売)の出版会見を開いた。同グループのメンバーは全員、当選4回以下の中堅、若手だ。みんなの党、維新の党といった旧民主党以外の党出身者が多くを占める。
グループ代表の重徳和彦衆院議員=愛知12区、当選4回=は「党が根本から生まれ変わらなければならない。自分たちが主軸になって主体的に党をたたき直す行動を起こす」と拳を振り上げた。メンバーの落合貴之衆院議員=東京6区、当選3回=は「『2位(の政党)でいい』と思っているふがいない先輩たちをしっかりとたたき直して突き上げたい」とまで述べた。
著書では党のイメージを「か…