（ＴｈｉｎｋＧｅｎｄｅｒ）見えた格差、見つめ直す企業　管理職に少ない女性、賃金高い「総合職」多い男性

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本田由紀さん小熊英二さん
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丸井グループでは２６歳の社員に対し、「育児や家事を担うのは女性か」などジェンダー役割意識を問い直す研修をしている＝丸井グループ提供
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　女性の賃金は、男性に比べてどの程度なのか。その格差の「見える化」を政府が企業に義務づけたことで、昨年から各社の情報開示が始まっている。格差を明らかにすることで、自社が抱える課題を見つめ直し、改善に向けて模索する動きが広がっている。▼１面参照（岡林佐和、中山美里、益田暢子）

　■研修や職種統一、改…

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    本田由紀
    （東京大学大学院教育学研究科教授）
    2024年3月8日7時43分 投稿
    【視点】

    筆者の研究では（昨年の日本教育社会学会大会で報告）、言葉を使うスキル（リテラシー）および数字を使うスキル（ニュメラシー）をそれぞれ分析的で高度なものと高度でなく単純なものとに区分して使用頻度を正社員の男女間で比較すると、女性は男性よりも分析

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    小熊英二
    （歴史社会学者）
    2024年3月8日21時33分 投稿
    【視点】

    附表をみると、男女賃金格差が大きい企業は女性管理職が多く、賃金格差が小さい企業は女性管理職が少ない傾向がわかる。常識に反するようだが、これは構造的に理解できることである。 金融・保険や航空会社は、女性社員の多い業界である。そのため下級

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