(歴史のダイヤグラム)焦土から木造アパートへ 原武史

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 度重なる空襲により、東京は焦土と化した。東京と浅川(現・高尾)を結んでいた中央線の沿線には、住宅地のほか軍需工場軍事施設などが集まっていたため、とりわけ空襲が激しかった。

 作家の高見順は、1945(昭和20)年10月20日の日記に、「中央線は新宿駅から先へ行くのは今年初めてだ。焼けている。焼野…

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