(ひと)九段理江さん 「東京都同情塔」で芥川賞に決まった

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 文章で初めて賞をもらったのは、小学校6年生のとき。「美しい日本語を使おう」と自ら題した作文だった。

 「この頃もいまも、同じことをしているんですよね。言葉で何ができるんだろうという好奇心が、私に言葉を使わせている」

 2021年に新人賞を受賞してデビューした。描いてきたのは、狂気を帯びた音楽教師や…

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