シェークスピアの喜劇は結婚で終わる。だが、なかには手放しで祝福しにくい結婚もある。新国立劇場が取り上げたのはそうした喜劇2作(小田島雄志訳)だ。交互上演で類似性が際立った。
どちらも性行為が物語の焦点となる。「尺には尺を」では、死刑判決を受けた兄の命乞いに来たイザベラ(ソニン)に、公爵代理(岡本…
シェークスピアの喜劇は結婚で終わる。だが、なかには手放しで祝福しにくい結婚もある。新国立劇場が取り上げたのはそうした喜劇2作(小田島雄志訳)だ。交互上演で類似性が際立った。
どちらも性行為が物語の焦点となる。「尺には尺を」では、死刑判決を受けた兄の命乞いに来たイザベラ(ソニン)に、公爵代理(岡本…