誰もが読書できる社会、道半ば 過去作の電子化少なく 点字・録音、ボランティア頼み

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 「読みたい本を読めないのは権利侵害」――。7月に芥川賞に選ばれた「ハンチバック」の著者、市川沙央さんは受賞会見でそう述べ、「読書バリアフリー」の推進を訴えた。障害にかかわらず、誰もが読書できる環境をめざす法律が施行されたのは4年前。取り組みはどこまで進んでいるのか。

 マウスに乗せた足の指先をわ…

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