人間そのものを声ひとつで メゾソプラノ・脇園彩、新譜「Amore」

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 矛盾をはらむ人間性の全てを、声ひとつで表現し抜く。コロナ禍の思索を経て得た、そんな純度の高い意志に貫かれている。イタリア各地の歌劇場を席巻するメゾソプラノ、脇園彩が「声の演者」としての現在地を示す新譜「Amore~アモーレ」を出した。

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