女性像かき乱す“殺し屋老女” 韓国のク・ビョンモさん、「破果」

有料記事

 誰の目にも留まらぬような平凡な老女は、職歴45年のすご腕の殺し屋だった――。「破果」(小山内園子訳)は、そんな異例の主人公が老化による心身の揺らぎを受け入れながら、最後の闘いに挑むという韓国のノワール小説だ。なぜ、主人公は高齢女性でなければならなかったのか。この物語で攪乱(かくらん)しようとした「…

この記事は有料記事です。残り1055文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません