(評・舞台)世田谷パブリックシアター「ハムレット」 多彩な萬斎、古典は生きてる

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 冒頭、ハムレット(野村裕基)が自分は「死んでる」と口にする。演出の野村萬斎が原作戯曲(河合祥一郎訳)につけ加えたプロローグだ。箍(たが)の外れた国情のデンマークで、彼は生きる意味を見失っている。生気を取り戻すのは、萬斎が演じる先王の亡霊からクローディアス(萬斎二役)への復讐(ふくしゅう)を頼まれて…

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