(書評)『小さな芸術 社会・芸術論集1』 ウィリアム・モリス〈著〉

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 ■美のある暮らしへの渇望を呼ぶ

 「小さな芸術(レッサーアーツ)」とはなにか。歴史に名を残す絵画や彫刻、建築(グレーターアーツ)に対し、名もなき職人芸、生活の美、つまりは民衆芸術のことを指す。だが、なぜ「小ささ」が強調されるのだろう。産業革命以降の生活と美意識の激変が、両者の関係を無残に破壊したか…

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