「もう一つのフランス」の現実 ノーベル賞受賞、アニー・エルノーさんと私 寄稿・堀茂樹

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 あえて僭越(せんえつ)な言い方をするなら、アニー・エルノーは私にとって「旧知の」作家である。彼女のノーベル文学賞受賞の報に接した直後、私は自分の古い個人ファイルの中に、A4六枚をホッチキスで留めた簡易文書を見つけた。勿論(もちろん)、身に覚えがある。題して「翻訳企画。アニー・エルノー、証言としての…

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