(書評)『爆弾』 呉勝浩〈著〉

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 ■心の底に突き刺さる強烈な威力

 凄(すさ)まじい衝撃である。

 発売直後から、凄(すご)い! 深い! 面白い! とざわつく声が地響きのように鳴り続けているが、「爆弾」の威力は想像以上に強烈だ。

 酔った勢いで酒屋の自動販売機を蹴りつけ、止めに来た店員を殴り逮捕されたスズキタゴサク四十九歳。警察も…

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