北方領土、捜索阻んだ「壁」 中間線越えまで2週間「異例の活動」 知床・観光船事故

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 北海道・知床半島沖の観光船沈没事故はなお12人の行方がわからず、捜索活動が続けられている。海上保安庁は捜索の範囲を広げているものの、事故現場に近い北方領土周辺で捜索を始めたのは、発生から2週間近くたってから。背景には、安全保障も絡むデリケートな「壁」があった。(大野正美、成沢解語、伊藤嘉孝)

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