(編集者をつくった本)「氷壁」 山と渓谷社・萩原浩司さん

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 ■完璧描写を支えた「案内人」

 山岳小説として知られる「氷壁」だが、山の場面は意外に少ない。数えたら全体の2割に満たなかった。しかし山岳描写の完成度は高い。描かれているのは前穂東壁(まえほとうへき)と滝谷(たきだに)という、穂高を代表する困難な岩場。山のエキスパートしか踏み入ることのできない世界…

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