折々のことば:2084 鷲田清一

有料記事折々のことば

 優しくしすぎない。同情しすぎない。気休めを言わない。

 (村上信夫)

     ◇

 相手が「自分自身で自分を助ける力を引っ張り出す」まで、余計な励ましなどせずに傍らでじっと待つこと。人を支えるというのはそういう厚い沈黙のことだと、NHKの元アナウンサーは言う。「相手の絶望に完全に寄り添うのは難し…

この記事は有料記事です。残り68文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載折々のことば

この連載の一覧を見る