(評・舞台)歌舞伎座「七月大歌舞伎」 「蜘蛛の絲」梅玉迎えて深み

有料記事文化・芸能評

[PR]

 第1部では、市川猿之助が昨年11月に演じた「蜘蛛の絲」が好評につき改訂版六変化の再演。早替わりの鮮やかさはいうまでもないが、中村梅玉の頼光を迎えたのが抜群の効果、やわらかみと陰翳(いんえい)と格で、舞台が大きくなった。尾上松緑の押し戻しともども、定番の一門以外との共演が多様な魅力を導いている。

 …

この記事は有料記事です。残り556文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません