(取材考記)同調圧力・突進政治…戦時中の日記が伝える日本 田辺聖子さん、今をどう見てますか 宮地ゆう

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 茶色く変色したA4判のノートのページを繰ると、細かな紙片がぽろぽろと落ちた。作家・田辺聖子さんが終戦前後につけていた日記。そこには、17歳から18歳になる少女の目を通じて、当時の様子が克明に記録されていた。大阪大空襲、終戦の日、戦後の食糧難……。でも読み直すうちに、日記が伝えているのは、76年前の…

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