小説になる将棋界 プロの夢追い、夢にのみこまれる怖さ 芦沢央さん「神の悪手」、心理あぶりだす棋譜や駒

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 藤井聡太二冠の活躍などによる将棋ブームが文芸界にも広がっている。気鋭の作家たちが次々と小説を発表し、将棋界の魅力を伝える。ネットやテレビで対局を観戦する「観(み)る将」ファンに続き、「読む将」が育つのだろうか。(野波健祐)

 作家・芦沢央(よう)さんの新刊『神の悪手』(新潮社)は将棋界を題材にし…

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