(評・舞台)新国立劇場「キネマの天地」 舞台も作品も、バランス上々

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 1986年に作者の演出で松竹製作の日生劇場での公演として初演された。が、空間が大きすぎて散漫な印象が強かったのに比べて、今回の新国立劇場の主催による「キネマの天地」(井上ひさし作、小川絵梨子演出)は、戯曲と劇場の規模が適切だったのに加え、演出が作意を正確に引き出して、引き締まった舞台に仕上がってい…

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