ベートーベンの本質、即興性にこそ 舞台は150%の感情で、潤いある音楽に ピアニスト・河村尚子

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 ドイツ在住のピアニスト、河村尚子が4月、埼玉でのリサイタルや沼尻竜典率いる日本フィルとの共演で久しぶりに日本の聴衆の前に立った。帰国を機に、ここ数年、舞台での演奏やCD録音を通じ、集中して取り組んできたベートーベンを軸に、現在の思いを聞いた。

 演奏する時と同じく、幸福を全身から発散するかのよう…

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