(天声人語)朝のバス停

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 和歌山市役所に勤める山崎浩敬(やまさきひろたか)さん(59)は毎朝7時台、同じ時刻のバスを待つ。目の見えない山崎さんにとって乗り降りは大変だが、そのバスなら小学生が乗り合わせ、手助けしてくれるからだ▼「バスが来ましたよ」。紀の川の河口に近い狐島(きつねじま)宮前バス停で、初めてそんな声をかけられた…

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