(美の履歴書:687)「紅葉白水」 橋本雅邦 狩野派の技と共存するのは

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 「近代日本画の父」と言えば誰を思い浮かべるだろう。

 「最後の狩野派」と呼ばれた狩野芳崖(ほうがい)、それとも日本画で第1回文化勲章受章者となった横山大観――。いや、今でこそいぶし銀的存在ながら、近代日本画の揺籃(ようらん)期といえる明治時代に、この2人に勝るとも劣らぬ強烈な光を放ったのが橋本雅邦…

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