(天声人語)翼賛選挙と香港

有料記事

[PR]

 太平洋戦争の最中も、総選挙は行われた。ただし国策に沿う人物を「推薦候補」とし、当選を期すやり方で。1942年の「翼賛選挙」である。推薦の選考にあたって、警察が現職議員を甲乙丙の3段階で格付けした資料が残っている▼その基準を見ると、一番上の甲は「時局ニ即応シ」率先して国策遂行のため指導力を発揮する者…

この記事は有料記事です。残り461文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載天声人語

この連載の一覧を見る