(評・映画)「カポネ」 自分の過去に復讐される男

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 病んだ中年男がこの映画の主人公である。男はでっぷりと太り、人の助けを借りなければ椅子から立つこともできない。意識もときに混濁し、記憶と妄想がないまぜになったまま人に話しかけて困惑される。下の始末もできず、寝ているベッドで粗相をしてしまう。彼はかつてアメリカでもっとも恐れられた男だった。アメリカ最大…

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