(評・映画)「ある人質 生還までの398日」 人の命は尊く、闇もまた深く

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 2013年5月、内戦のシリアで、若いデンマーク人カメラマンが過激派組織IS(イスラム国)に拉致される。彼はスパイと目され拷問を受ける。デンマークの家族は帰国が遅いのを案じ、彼の言い置いた連絡先に電話する。人質救出の専門家だった。

 実話である。事実を丁寧に構築した正統的な作品だ。手ごたえは重い。

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