(評・映画)「あの頃。」 愚かさと崇高さ、オタクの宴

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 80年代、アイドルは子供の憧れだった。2000年代、それは世知辛い社会を生きる大人の癒やしでもある。本作は第二の青春を“推し”に捧げたハロプロおたくの友情のドラマ。劔樹人(つるぎみきと)の自伝的コミックエッセー「あの頃。男子かしまし物語」の実写映画化だ。

 劔(松坂桃李)はベース弾きのフリーター

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