(創作熱)美しいものを写実から生み出す 木田詩子さん

有料記事

 ■彫刻家・木田詩子さん(53)

 20代前半に美術館で目にした「サモトラケのニケ」(レプリカ)に感銘を受けた。人はこんなに美しいものを作れるのかと。自分もこの世界を追求したいと思い立った。造形の基本は写実と考え、毎日夢中で人体の骨格の勉強に明け暮れ、日記帳には裸婦のデッサンがあふれた。

 麻と石…

この記事は有料記事です。残り231文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません