どこか涼し気で「突き放す」芸の落語は好きだったが、暑苦しくて「思い入れる」浪曲とは無縁だった。そんな編集者が浪曲師になったいきさつを「恥ずかしながら申し上げ」るのが、玉川奈々福著『浪花節で生きてみる!』だ。
一生続けられる習い事がしたいと日本浪曲協会の三味線教室に通ううち、二代目玉川福太郎師匠に…
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