(評・映画)「ハッピー・オールド・イヤー」 不要と必要、決断の残酷さ

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 スウェーデンへの留学からタイへ戻ったジーンは、兄と母が住む実家を改装し、自分のデザイン事務所にしようと思い立つ。彼女の方針は明確だ。家にあるがらくたをすべて捨て、必要最低限なものに囲まれたミニマルな生活を目指すこと。こうしてジーンは威勢よく断捨離を進めていく。

 だが、ものを捨てようとするたび、過…

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