(美の履歴書:677)「タレメチュエンバステトの『死者の書』」 作者不詳 神々の前で、語るべきことは

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 古代エジプトの人々は、死後に冥界で復活し、楽園「イアル野」で暮らせると信じていた。だが、復活には様々な試練を乗り越える必要がある。ミイラと共に棺に納められた「死者の書」は指南書で、唱えるべき呪文が記され、進むべき道筋が図示された。

 全長4メートルを超えるこの書は、女性の死者に捧げられたもの。挿絵…

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