(日曜に想う)煩悶の歴史が告げるもの 編集委員・曽我豪

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 ごく直近の同じ党の首相経験者を巡る事件は、時の首相を煩悶(はんもん)させずにはおかない。首相になる上で大恩のある人ならなおさらだろう。だが、対応をひとつ誤るだけで政権は存廃の危機に瀕(ひん)する。

 長期政権の初めと直後にそれぞれ、支えだった元首相に煩悶させられ、後継に選んだ首相を煩悶させた政治家…

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