(てんでんこ)気象庁の苦悩:1

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 ■危機感を伝えるには、球磨川氾濫の夜

 今年7月3日夜、東京・大手町の気象庁予報課にいた主任予報官の杉本悟史(56)らの緊張感は、高まりつつあった。熊本・球磨川が氾濫(はんらん)する数時間前のことだ。

 梅雨前線が6月下旬から日本付近で停滞するようになり、いつ大雨に見舞われてもおかしくない状況が続…

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