(大竹しのぶ まあいいか:284)小さな美しい万華鏡

[PR]

 小さな白い封筒を開くと、美しいビロードの袋の中に青い綺麗(きれい)な万華鏡が入っていた。

 贈り主は、山田洋次監督。舞台「女の一生」を観(み)る前に、劇場の近くにある専門店で買って下さったとのこと。お化粧も落とさぬまま、監督のカードを読み、万華鏡の中を覗(のぞ)く。

ここから続き

 殺風景な楽屋にある全てのもの…

この記事は有料記事です。残り898文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

連載大竹しのぶ まあいいか

この連載の一覧を見る